【WPプラグイン】WordPressにサウンドクラウドみたいな波形表示つけたい→WaveSurfer-WPをどうぞ
2021/02/25

今回は、以前すこしDJの練習をしていた管理人が、webサイト(wordpress)に、サウンドクラウドみたいな音声波形表示する方法をご紹介します。 javascriptなどで実装する他に、WordPressということで、プラグインで波形表示機能をつけることもできます。ちょっとエラーがでてしまったときの対策も含め、みていってみましょう。
目次
サウンドクラウドみたいな波形表示とは?あるとどんなメリットが?
まずは、管理人のサウンドクラウドの画面を見ていただきましょう。『サイトに音声波形表示』というのは、こういうイメージです(ギザギザの波形のこと。これを自分で作ったサイトにもつけたい。)。
音楽共有サイトのサウンドクラウドや、DJソフトウェア・サンプラーなどを使ったことがある方には、イメージがしやすいと思います。
メリットとしては、『見た目的に動きがあってリッチ』の他、『楽曲のデータで、盛り上がりポイントがどこかわかりやすい』という点が挙げられます。
プラグインWaveSurfer-WPの使い方
まずは、いつものように管理画面のプラグイン新規追加から検索します。
この波形の絵が描いてあるプラグインです。その他、公式ディレクトリからダウンロードしてもOKです。
■WaveSurfer-WP プラグイン公式ページ https://ja.wordpress.org/plugins/wavesurfer-wp/
インストール・有効化が済むと
このように、設定に『WaveSurfer-WP』の項目が表示されます。
設定の画面です。
プラグインのページに『replaces the default WordPress audio player with a player capable of displaying audio waveforms(デフォでついているwpのオーディオプレイヤーを波形付きのプレイヤーに置き換える)・It works with all your previous posts(すべての過去投稿にも作用する)』とあるので、特に設定はしなくても大丈夫そうです。
プレイヤーを見てから、お好みで色は変えてください。
表示例はこのようになりました。管理人作のフリー曲素材サイトにつけてみました(オーディオデータがいっぱいアップされているから)
『波形の横幅を太く』というところで10くらいに設定すると、このくらいの太さになります。
管理人の環境で、WaveSurfer-WPエラー(波形が表示されない)の原因究明
WPプラグインでよくあるのが、テーマと相性がわるいなどで、正しく動かないケース。管理人の環境でもエラーが発生したので、原因究明をしてみます。
親llorix-one-lite・子clarinaカスタマイズテーマで、波形プレイヤーが表示されない
管理人作のフリー曲素材サイトでは、『親llorix-one-lite・子clarinaカスタマイズ)』を使用していましたが、プラグインをアクティブにしても、再生ボタンなどが表示されるだけで、音声波形の部分が表示されないというエラーになりました。
このような時は、プラグインがおかしいか・テーマがおかしいか、を判別するために、デフォルトテーマ・親だけで表示、というものをやってみます。
Twenty Seventeenや、llorix-one-liteでの表示チェック
デフォルトテーマTwenty Seventeenで試したところ、特に問題なく表示。
子clarinaを使わないで、親のllorix-one-lite単体使用でも、問題なく表示。これで、WaveSurfer-WPと相性が悪いのは『clarinaテーマ』とわかりました。あとは、このテーマの『functions.php/header.php/css/』をひとつずつチェックすれば原因がわかります。
原因:html5 canvasが、CSSの干渉で、外部に吹っ飛んでいた
結果からいうと『clarinaテーマのCSS干渉』でした。
Twenty Seventeenやllorix-one-lite単体のときは、波形が出るhtml5 canvasの部分が、きちんと枠内に収まっています。
エラーになったclarinaテーマの場合だと、html5 canvasをくくっている部分が、干渉して外に吹っ飛んでしまっています。
初期版clarinaテーマCSS内にあった『.controls-wrap {display: none;
}』をカットで、プレイヤーがきちんと表示するようです。これは他のテーマなどの使用状況によって異なるかもしれません。他のケースだと、javascript関連で表示しない(jqueryの読み込みをfunctions.phpで制御していた)などもありました。
表示速度について→やや重く、SPで複数アドセンスと併用は厳しいか?
あとは、SSFのサイトでWaveSurfer-WP表示速度もチェックしました。固定ページ(複数のアドセンス広告&オーディオが多い・ただしオーディオはプリロードしない/preload="none")では、spのスコアが厳しいですね~。アドセンス3枚だと厳しいかな~。
個別投稿ページではアドセンス枚数が少ないので、やや持ち直しました。ただし、SSFは動画作成者などPCユーザーが多いので、割り切るというのも必要かもしれません。
気になる場合は、『スクリプト読み込み部分に条件分岐をつけて、spや固定ページでは出さない』といった対応ができます。
あとがき・まとめ
- WordPressにサウンドクラウドみたいな波形表示つけたい→WaveSurfer-WPを使う
- 特に難しい設定はない
- デフォルトテーマTwenty Seventeenではきちんと表示
- 相性が悪いテーマでは、原因究明さえできれば対処可能(javascript/cssなど)
- スクリプト読み込みが増える分、複数のアドセンスと合わさると表示速度が厳しい
今回の記事を簡潔にまとめるとこんなところです。プラグインということでWordPressサイトには使えますが、静的htmlサイトではムリです。静的htmlサイトに波形表示をつけたいときはwavesurfer.jsを活用するとよいでしょう。

【カテゴリ】 - WordPressプラグイン情報
【タグ】 - CSSエディット, PHP, WordPress
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