【WordPressショッピングサイト作成】Welcart概要・テーマ・プラグイン・設定例などを詳しく解説

      2021/08/31   4242文字

今回は、以前管理人がやる予定だったお仕事(カートカスタマイズで要件定義なども詰めましたが、たぶんコロナのせいで中止笑)で、WordPress&ショッピングカートの案件があったので、使ったプラグインをご紹介します。

今回紹介するのは『Welcart』で、WooCommerceなどに比べて、日本向きに作られている(デベロッパーが日本の会社)といえます。さっそく、概要や使いかたなどを確認していきましょう。

Welcartとは?機能やテーマ・決済などは?

WordPressでショッピングサイト作成できるプラグイン・開発は日本の会社


開発はコルネ株式会社で、日本の会社です。海外サイトを調べることも多いWordPressだけど、このプラグインについては公式サイトも日本語で書かれており、サポートも充実。

基本的なショッピングサイト機能のほか、専用テーマ設定したり、Welcart 拡張プラグインで機能を強化することもできます(テーマ・プラグインなどは一部有料)

Welcartの主な機能(管理画面・基本的な内容)


まずは、Welcartをインストールしてみました。ダッシュボードでは受注金額や商品登録数などがでてきて、ショッピングサイト風になります。Welcart Shop サイドのメニューでは『新商品登録・基本設定・配送/営業日/メール/会員etc』の各種設定が。


大きなメニューでは他に『Welcart Management』というのがあって、こちらでは『受注リスト・新規受注見積登録・会員リスト・新規会員登録』の項目があります。

Welcart用のテーマはあるのか?(公式サイト配布)


公式サイトで、無料のものは『Welcart 専用親テーマ Welcart Basic』が配布されています。会員登録するとダウンロード出来る模様。これは親とのことなので、デザインを変えたい場合は、別途 子テーマを作るか、ダウンロードします。

Welcart Basicのほかにも専用テーマはあり、有料のものは4~5万円程度で販売されていました。

Welcart用のWordPress公式・無料テーマは?


『welcart theme free』みたいなキーワードで検索して、『Blanc』というテーマが公式ディレクトリに上がっているのを確認しました。こちらも日本の開発者の方が作成したようです。ただし、数年前からアプデされていなくて、最近のWPバージョンと互換性があるのかが心配です。


他のテストサイト『WordPress 5.8 / PHP7.1』の環境でテストしてみたところ、エラーで止まるとかそういうのは無く、表示は大丈夫そうでした。

決済(クレジット)は別途申し込み&プラグインで他の決済方法にも対応

『メールで支払い口座通知』といったプリミティブな決済(管理人は、超ほしいものならこれでも別にokですが)のほか、クレジット対応がありますが、当然のごとく決済代行会社との契約は必要です。
『ソニーペイメントサービス・後払いドットコム・DSKペイメント・ゼウス・PayPal・イプシロン・ペイジェントetc』など、メジャーなところは対応している模様。


そのほか、welcartプラグインを使うことにより(有料)、『LINE Pay・Amazon Pay』などにも対応できるとのことです。

(おまけ)Welcartが生成するデータベース上のフィールド


おまけですが、Welcartが生成するデータベース上のフィールドも確認しました。これを押さえておくと、カスタマイズがしやすいかもしれません。とはいえ、『ユーザー情報・オーダー内容をフロントで確認させる』カスタマイズになりそうですね。フィールドは以下の通りです。

■生成されたフィールド
 wp_usces_access
 wp_usces_acting_log
 wp_usces_log
 wp_usces_member
 wp_usces_member_meta
 wp_usces_order
 wp_usces_ordercart
 wp_usces_ordercart_meta
 wp_usces_order_meta

商品情報については、投稿タイプによって『wp_postmeta』にデータが入っています。ブログ記事数も増えてきて、商品数が増えてくると、このテーブルが少し肥大するかもしれません。10万レコードとかそれ以上になってくると、投稿idで検索したほうがわかりやすいかなと思います。

Welcartの基本設定・商品登録の方法は?

基本設定でショップ情報や、税金・会員などの設定を


基本設定の画面です。ショップ情報やメルアドなどの設定を。特商法表記などに使う場合は、『この設定フィールドを取る』『ウィジェットに書く』等の手法があります。


『送料無料条件などの設定』や、『消費税設定』も行います。個人的には『最初から税込み総額表示』にしておいても、『あとから税込み表示されたら高くてガックリきた』というのが無いので、良いかなと思います。

このほかにも『在庫状態の表示名』や、『会員システム・会員ポイント』という項目もあります。
会員システムについては、『ユーザーが会員ページで履歴を確認できるようにする』『会員登録時ポイントを高めに設定し、登録を促す&リピートで使ってもらう』という戦略も取れます。

営業日設定&配送設定・特に配送は、商品登録前に行う点に注意


次は営業日を設定していきます。日付をクリックで、『営業日/休業日』が切り替わるので、設定が楽です。カレンダーはサイトに表示したいところですが、どうするかというと・・・


フッターウィジェットなどに使えます。デフォルトでは今月・翌月が出るようになっています。


注意ポイントは、配送の登録かもしれません。『配送設定は商品登録よりも前に行う』ということが、公式によりアナウンスされています。後から配送方法を登録しても、それが自動で商品に反映するわけではないので(バルクエディタが無い)、また一個一個設定することになるからです。

商品登録方法~商品コードと画像ファイル名が連動する点をおさえる

商品を登録していきます。画像の扱いに、ちょっとクセがあり『商品コード&画像ファイル名で判定して出力』という挙動をします。

例えば、『商品コードsw0001番の商品で、上の商品画像に反映させたい』というケース。


この場合は、画像ファイル名を商品コードと同じ『sw0001.jpg』にしました。これで商品画像に反映します(文章内に画像を入れてもいいんですけど、ファイル名を合わせると自動で反映&一覧に出るなどするので、ラクかもしれません。)。


お値段などを設定する場合はSKU(Stock Keeping Unit)の売価をいれます。基本的には在庫管理に使うユニットなので、仕入れてきた分や仕込んだ分を入力しておいて、なくなったら売り切れ表示、みたいに使うかと思います。入力し終わったら、『SKUを追加』のボタン。


こんな感じで、ページに商品や値段が追加されます。

クレジット決済は?サービス申し込み後、モジュールにて設定


ここで作っていたのはテスト用だったので、決済サービスの申し込みは行っておらず、使えませんが、クレジット決済の手順だけご紹介。モジュールが用意されており、該当のものをドラッグ。


例えばpaypalの場合はこんな感じで設定していきます。アカウント接続なども。

『paypalメールで請求書』とか、『STORES 請求書決済』とかだと、メールで行う感じになるので、モジュールは設定しなくても大丈夫です。

あとがき・まとめ

  • WelcartでWordPressショッピングサイト作成ができるが、対応テーマがあるとラク(一覧表示やカートボタン表示プログラムがある)
  • 決済(クレジット)は別途申し込み
  • 設定では、『配送方法登録は商品登録前』『画像ファイルと商品コード』を押さえておくと良いかも

まとめるとこのようなところでしょうか。WordPressということで、ガッツリカスタマイズも可能です。ちょっとしたショップの場合は『STORES』『base』を使ったほうが早くて、初期コストもかかりません(ただし、場合によっては手数料割合が高い)

『フルスクラッチほど予算を使いたくないが、独自性はしっかり出したい』『ブログなどを併設して、告知・アピール』みたいな場合は、Welcart&WordPressも選択肢に入るかもしれません。


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