Yahoo!ジオシティーズ・MyStoreが2019年3月末終了、移行・新サーバーへの転送・復活はできるの?
| 更新: 2021/02/25 2015文字

今回は、歴史の長い有名なホームページホスティングサービスが終了するということで、対処はどうすればいいのかを検討します。 サービスが終了後に継続してサイトを公開するためには、新サーバー移行・転送が必要です。ガイドをみつつ、手順をみていきましょう。
目次
Yahoo!ジオシティーズ・MyStore終了について
2018年10月1日に公式発表された情報です。Yahoo!ジオシティーズ・および関連サービスMyStore(お店サイトを作るサービス)が『2019年3月末で終了』ということになりました。なお、『転送は2019年9月30日まで』『全部のデータ削除が2020年3月31日』というように、順番だてて中止していくようです。
継続してサイトを公開するためには、これらの期日までに新サーバー移行・旧urlから転送(またはドメインのdns切り替えなど)が必要になります。なお、公開を停止する場合はほっとけばデータが削除されますが、手をかけて作ったサイトを消したくないということもあると思います。また、お店やビジネスの集客で使っている場合は、早めに対応する必要があります。
■Yahoo!ジオシティーズサービス終了のお知らせ
https://info-geocities.yahoo.co.jp/close/index.html
ジオシティーズからサイト移転について
ジオシティーズでサイトを作った場合、ファイルマネージャーで見ると、こんなふうに画像やjavascript、HTMLファイルなどが入っているのが確認できます。継続してサイトを公開する場合は、これらのファイルを新しいサーバーに移転する必要があります。
一般的なやり方としては『まず新しいサーバー・ホームページスペースを用意』『画像やjavascript、HTMLファイルをダウンロードしておいて、FTPなどで、新しいサーバー・ホームページスペースにアップロードする』という流れになります。そのあとドメイン設定や転送などを行います。
これらの方法については、ジオシティーズホームページ移行ガイドにもありますので、こちらもチェックしてください。
https://geocities.yahoo.co.jp/transitionflow/?uw=0&od=0&tr=1
ジオシティーズ・MyStore終了時の、新サイトへの転送は?なぜ転送するとよいの?
『転送は2019年9月30日まで』という期限がありますが、ジオシティーズ側で転送サービスを用意しています。このページに新しいサイトのアドレスを入れると転送してくれます。サービス終了とのことで、おそらくは『恒久的に転送させる301リダイレクト』になると考えられます。
https://geocities.yahoo.co.jp/redirect
転送を設定しておいた方が、ユーザーが『いちいち』新しいurlを入力したり、リンクを踏むなど操作しなくてよいので、ユーザーフレンドリーかもしれません。seoなどの観点で見ると、転送をかけておいたほうが、再度googleに登録させる手間が省けるので、ラクだと思います(一度消えてからやるより、順位などが安定しやすい・ただし昔よりgoogleは登録スピードが早くなっている)。
データ削除期日を過ぎてしまった場合、復旧は?
2020年3月31日を過ぎた場合は、サーバーデータが消えてしまいますが、『もしどうしても復旧したい』という場合は、『ローカルPCに原稿やデータが残っていたら、それを元に復旧』という形になりそうです。他の有料サーバー・無料ビルダーなどに差し替える形になります。ドメインを取ってない場合urlは変わってしまいます。
◆当サイト関連記事(無料で使えるサイトビルダーなど)
https://mmcd-web.sounds-stella.jp/archives/category/web-media/free-website-builder/
あとがき・まとめ
- Yahoo!ジオシティーズ・MyStoreは『2019年3月末で終了』
- 転送は2019年9月30日まで、全部のデータ削除が2020年3月31日
- 継続してサイトを公開するためには、新サーバー移行・転送
- ジオシティーズで新サイトへの転送する
簡単にまとめるとこのような形になります。特に、『手間ひまかけたので消したくない』『お店やビジネスで使っている』などの場合は、少し手間がかかりますが、早めに移転・転送をしておいた方がよいでしょう。

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