トレンド・雑記ブログをやめるとアクセスは減るの?【PVの数がすべてではない】
| 更新: 2021/02/26 2062文字

今回は、サイトのブログ・メディア記事部分のアクセスの質について考えます。 現在このサイトでは、web制作やコンテンツなどに関する情報を中心としていますが、一時期、路線変更までのつなぎとして【トレンド・雑記】を取り入れていたことがあります。それを行わないことにより、PV(ページビュー)はどのように変わったのでしょうか?
目次
結論:トレンド・雑記記事を消していったら、PVは下がる(このサイト)
Pcやsnsを整理していたら、このサイトの昨年のPVを記録していた画像が出てきたので、最近のPVと比べてみます。そのときのメインで執筆されている記事などの属性もチェックしてみます。
2017年夏ごろ(この記事を書いた約1年前)の一日のPV例:1545PV
2017年夏ごろの一日のPVです。多めの日ですが『1545PV/1day』という数値がでました。昔出した最大値の1日5桁にはまったく届きませんでしたが、そこそこ出たもようです。
なお、『音楽制作(和音進行など)→it系への移行期間』で、多少雑記・トレンドが含まれていた時期です。 現在は消しているものがありますが『迷惑line』『Mステオーディション』『ビットコイン』『その時期の新作アニソン和音進行やアレンジ』『ドラマ主題歌アレンジ』などの記事が数値を出していました。トレンド系の色合いがあったともいえます(そのときそのときで検索トラフィックが上がるキーワードをターゲットにするからアクセスが出やすい)。
2018年5月の一日のPV例:803PV
対して、2018年5月のある一日です。『803PV/1day』という数値が出ました。むっちゃ減ってますね(笑)
というのも、『トレンド・雑記っぽい記事をやめて、it/web系に絞った』ので、PVが減るのはしょうがない部分があります。 webの開発やプログラム・集客などに関する話題は、興味をもつユーザーの母数が少ないので、このPV低下は方向性を変えた以上避けられません(例えるなら、wordpressをPHPでカスタマイズ、みたいな記事より、流行の番組やその主題歌について書いたほうが検索ユーザーを取り易い。一時的に。)。
トレンド・雑記記事をやめてPVが減ることの、デメリット・メリット
デメリット:アドセンスなどで稼ぎにくくなる
クリック率がずっと一緒であれば、PVが減れば減るほど、アドセンスの収益が悪くなります(アドセンス規約上スクショとかは貼れないけど、だいたい3割減りました笑)。
『少ないPVでも売れるように、ガッツリ絞っている系』のサイトでない&広告が収益源の場合は、PVは多いほうが良いです。
メリット1:読者の属性が絞られてくる
週あたりのhit数はまだ少ないんですけど、
このような形で、web開発関連の検索クエリでの流入が増えてきました(トレンド系みたいに爆発的に増えたりしません。)
『飲食店・コーポレート・スクール・デジタルダウンロード』みたいな、具体的なキーワードが入ってくると、トレンド記事だけ書いていたころに比べ、『どんな方が読んでいるのか、想像しやすい』みたいなのがあります。ターゲットが絞られていたほうが、具体的で精度の高い情報を提供できます。
メリット2:専門性が高い記事のほうが、競合メディアに真似される可能性が低い
例えば、『迷惑LINE』についての記事です。
書いた当初は、1記事で1日数百~1000PVPVが上がる状態でした。直帰率が高いとはいえ、このページ経由でのアドセンス収益もそこそこ発生します。
しかし、いくつかのネットニュースメディア(大きいところだとjcastやrocketnews)や、ブロガーがこの話題での記事を出し始めたところ、アクセスを持って行かれてしまいました。トレンド記事は書きやすいので、ライバルが発生しやすく、アクセスが分散するリスクがありました。 誰でも書ける内容のトレンド雑記記事をやめると、こういうのに依存しなくてもよくなります。
トレンド系、専門系どちらが正しいの?
これについては、絶対的にどちらが正しいというのはなくて、個人の資質や考え方によります。 管理人は結局、『一時的にPVを減らしてでも、よくあるブロガー的なトレンド雑記をやめて、記事を絞って専門にする』という方を取りました。というのも、競合メディアの件から推測するに、(もうなっているかもしれないけど)消耗戦になってくるからです。
『コンテンツを消費する人の数と、供給量バランス』みたいな視点も、今後必要になってきそうです。

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