【vtuberアプリ】hololive(ホロライブ)&aviutl連携で、バーチャルキャラ動画を作成する方法

更新: 2021/10/02 3700文字

【vtuberアプリ】hololive(ホロライブ)&aviutl連携で、バーチャルキャラ動画を作成する方法

今回は、最近増えている気がする、バーチャルキャラクター(vtuberなど)を導入できるスマートフォンアプリが出たので使ってみました。 うまく使いこなせば、顔出しが苦手な方も、キャラクターを使った動画コンテンツを取り入れることができます。アプリ使い方や、動画コンテンツにするにはどうするかなども詳しく見ていきましょう。

hololive(ホロライブ)概要・できること

結論:aviutl(動画ソフト)とhololiveで、こういう動画ができます

最初に結論をいってしまうと(当サイト管理人が制作しました)、動画編集ソフトと連携させてこんな感じの動画を作ることができます。雑談の他、講座や紹介の動画にも利用できそうです。当記事では、これの作り方を詳しくみていきます。

概要:vtuberみたいなバーチャルキャラになりきれるスマートフォンアプリ!

hololive(ホロライブ)とは、スマートフォンのカメラで配信者の動きと連動、キャラクターにリアルタイムになりきることができるアプリです。配信元は、VRなどのサービスを行うit企業・カバー株式会社です。

現在iphoneバージョン・アンドロイドバージョンがリリースされており、少し仕様の違いがあります(iPhone Xではまばたきや口の開閉は表情認識。アンドロイドバージョンではまばたきはオート・口は表情認識など。)。

また、(重要)単体ですべて完結できるわけではなく、動画配信にはマイクを使ったりできる外部アプリとの連携が必要とのことです。

hololive(ホロライブ)でできること:インカメラでキャラと撮影者の動きを連動・キャラや背景チェンジ

管理人はアンドロイドスマートフォンだったのでgoogle playでホロライブを探してインストールしました。画面はこのような形で、キャラクターや背景を選択したりできます。ややカメラに対してタイムラグがありますが、口元・首・体の向きなどを認識してくれます。iPhone Xではまばたきも連動できます

キャラクター変更例です。管理人は男性キャラにしていましたが、女性キャラクターも選択することができます。youtubeではすでに、このキャラクターを使った動画がアップされています。

できるのはだいたいこのくらいなので、動画コンテンツにするためには『他のツールと組み合わせて、動画を作る』という作業が必要になります

動画にする下準備:バーチャルキャラをスクリーンショットで保存し、動画素材に(AZ Screen Recorder使用)

スマホマイクなどを連動させて配信するアプリですと、『ホロライブ&配信アプリ』で配信コンテンツにすることができます。ここでは、『キャラクターが動いている絵を、動画素材として保存し、動画の下準備』という形で進めてみたいと思います(他に使いやすいアプリがある場合は、そちらを使用してください)。

バーチャルキャラをとるのに『AZ Screen Recorder』というアプリをチョイスしました。 これは動画形式でスマートフォン画面のスクリーンショットを撮ることができるアプリです。インストール後は起動させて、録画モードにしてからホロライブを立ち上げ、キャラクターの動画をとります(原稿読み上げをしてもいいけど、録音はされないので練習みたいな形になります。唇の動きは、少し遅れます)。

で、ホロライブ画面を撮影したあとは、上のバーをスライドさせて停止ボタン。これで動画になります。

あとは、『AZ Screen Recorder』の設定画面で、撮影した動画の出力先フォルダを確認し、そこから動画をコピーしてPCに送ります。MP4形式のようですね。これで、バーチャルキャラクターの動画素材ができました。

キャラクターのせりふなど、音声はどうするか

録音ソフト・オーディオインターフェース・マイクを使用し、画面を見ながらアフレコ

動画が出たあとに、キャラにあわせて(スクショ作成時にあるていど口も合わせておく必要があります)アフレコをするという感じです。録音ソフトやマイク・インターフェースがある場合は、こちらの方法が良いでしょう。管理人はたぶんprotoolsでやります。

無い場合は、スマホのボイスメモや音声レコーダーで代用しましょう(あとからノイズ除去やイコライザー処理をすると、視聴者がききやすくなるので良いです)。

音声読み上げソフト(テキストーク・ボイスロイドなど)

喋るのが苦手な場合は、読み上げソフトという手もあります。入力したセリフを音声データに出力して、動画に入れていけばokです。

ホロライブのキャラクターもそうですけど、商用とかになりそうなときはライセンスを気にしながら使います。

aviutlにホロライブ・バーチャルキャラを取り入れて動画にする

管理人はプレミアプロとaviutlしか使えないので(涙)このようなチョイスになりましたが、先ほど録画したホロライブのバーチャルキャラクターを取り入れて動画を作ってみます(なお、スマホの向きをミスったので縦がサイズオーバーしてaviutlに入らなく、トリミングする羽目になりました)。

なお、喋っても良かったんですが、大事をとって、ナレーションには、ソフトのtextalkを使いました(だから一部ぼそぼそしています)

aviutl 全体のレイヤー構成

aviutl上に素材を配置した例です。上からBMG・ナレーション(textalk)・背景・ホロライブで撮ったバーチャルキャラ動画・(うどんを紹介するので)うどんの画像や説明・字幕・タイトル部分という構成です。

タイトル・ロゴを入れてやる

ちょっとロゴを作りこむ気力はなかったので、aviutlの機能でテキストを表示しました。バックのオブジェクトはX軸Z軸での回転・文字はワイプで登場・上の説明は、アニメーション効果の円形配置を行っています

キャラクター動画を配置し、位置・アニメーション効果を設定する

拡大率や座標で調節しました。アニメーション効果は『広がって登場』、動画終了時には『フェードアウト』を取り入れています。紹介動画なので、このようなレイアウトになっています。キャラのおしゃべりがメインのときは、大きめ・中央配置にします。

メインコンテンツの画像と説明を配置

メインのサラダうどんの画像です。画像サイズが大きかったので、拡大率・座標で調整しました。説明部分の背景は縦ワイプで出て、その上に説明が『表示速度15』で表示されるようにしました

まとめ・hololive(ホロライブ)&aviutl連携で、バーチャルキャラがコメントする動画の例

作成に2時間かかってしまいましたが、このような形で『バーチャルキャラがうどんを紹介する動画』を作成してみました。ホロライブだと全面表示か一部表示・正面向きポーズというような制限がありますが、動画ソフトさえ組み合わせることができれば、このような形でコンテンツ化ができます。

よりキャラクターを動かしたい場合は『3Dモデル作成&モーションキャプチャ』や『イラストをパーツごとにわけてlive2d』みたいな手法になってくると思います。hololive(ホロライブ)がより強力なツールになるかは『外部モデル読み込み』や『他のポーズも認識』みたいな機能が追加されてくるかもポイントです。

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