【PC対応ページしか無い】Googleがモバイルファーストインデックス開始、ページ構成やURLはどうすれば良いの?

更新: 2023/10/25 2523文字

【PC対応ページしか無い】Googleがモバイルファーストインデックスを始めたけど、ページ構成やURLはどうすれば良いの?

今回は、昨年あたりから話題になっていた、Googleのモバイルファーストインデックスが最近実施されたようなので、ページのURLなどを気にしてみます。 とくに『PC用しかページが無い』『モバイルURLが別にある』などの場合は、影響が出そうです。Googleが公式に発表している説明なども見ながら、ポイントを押さえて行きましょう。

モバイルファーストインデックスとは?影響が出そうなポイントは?

詳しくは、Googleの公式ウェブマスターブログにあるんですけど、超簡単にいうと・・『今までは、PC用のページを登録したり、検索結果に表示していたけど、それだとスマホで見たとき問題があるから、スマホページを優先的に検索エンジン登録に使っていくよ!』ということです(かなりはしょってます)。

『モバイルページ優先登録』みたいなネーミングにすればいいのに、ちょっとファーストだけだとわかりにくいですね(スペルがfirstなので、優先順位一位と考えられます。)。

影響が出そうなページの構成やURL

モバイル対応ページを優先してとなると、気になるのがURL(と、それに準じた構成)。きちんと登録されていないと、検索でユーザーに見つけてもらえません。ここでは、ページ構成ごとの対応をGoogleが教えてくれています。『PC用しかページが無い』『モバイルURLが別にあるけど、コンテンツがPC版より削ってあって少ない』などの場合は、影響が出る可能性があります。

例1:PC向けページしかないサイト構成の場合

『変更はありません。』(特に検索エンジン登録対応の必要はない?)というアナウンスがされています。PC版をそのままインデックスという形になります。

しかし、モバイルでアクセスしたユーザーが見にくいと感じて、すぐ離脱&検索結果をクリックしなくなっていくと、長い目で見て順位や検索流入数に影響がでます。特に『PCフラッシュサイトのみ』とかはきつそうです。

例2:スマホ版ページがあるけど、URLが別(m.○○.comや○○.com/spなど)

この場合は『スマホ版ページを優先してインデックス』がアナウンスされています。その場合は『スマホ版だけ登録された(PC版登録されない)』みたいなものを避けるため、『urlの正規化』『PC版の代替 URLであると通知』をします。

【正規化】 『link rel=”canonical” href=”○○.com”』をm.○○.com(モバイル版)に書く。 モバイル版は○○.comと同一コンテンツで、『正規のurlは○○.com』と判断される。

【代替 URLであると通知】 『link rel=”alternate” media=”only screen and (max-width: 640px)” href=”m.○○.com”』を○○.com(PC版)に書く。 PC版○○.comには、『スマホ用の代替 URL m.○○.comがある』と通知される。

このほかに、『ユーザーエージェントで判別して、リダイレクトをかけてやる』というのもよいでしょう。

モバイルファーストインデックスで、ベターな対応方法は?

例1:ページが全部正規 AMPで構成

『Accelerated Mobile Pages』のことです。いろいろ制限がありますが、キャッシュされた場合非常に高速で表示できるので、ユーザーには便利です。

しかし、『凝った演出のページやコンテンツが作りにくかったりする』ので、PCアクセスユーザーには物足りなくなります。(余談ですが、このサイトはPC/SP比が45:55くらいなので、PCユーザーを無視できず、完全AMPページ導入というのはポシャりました笑)

レスポンシブで構成

一個のURLで、デバイスに応じてレイアウトを変動させるというタイプです。これも推奨されています。インデックスされるURLが一個だけなので管理がラクです。

しかし、なんも考えずにそのままレスポンシブ対応してしまうと『スマホページとPCページのデータ量が一緒で重い』みたいになりますので、 『高速化チューニング(当サイト内の高速化)』 『プログラムを使って、スマホアクセス時には一部の要素・スクリプトを実行させない』 みたいな対応が必要です。

あとがき

管理人は『スマホ表示できるwordpressページ』や『レスポンシブ静的htmlサイト』みたいなものを行っていたので、あまり気にしていなかったんですけど、『URL別』や『PC版しかない』場合は、影響がでそうです。

まだご対応されていない場合は、『正規化・代替URL通知・AMP・レスポンシブ』などの項目をチェックし、対応してみてください。

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