アボイドとされるメジャー三度と四度・同時に鳴らしても大丈夫な事例3パターン

      2021/06/23   1766文字

今回のコラムでは、音楽理論の本などを見ると、ほぼ毎回のように書いてある『アボイド音』についてとりあげます。『不協和』『響きがよろしくない』と、一般的にはいわれます。とはいえ『必ずしも一緒に使ってはダメ』というわけでもなさそうです。さっそく、使えるパターンを見ていきましょう。

アボイド音とは?通常は、メジャーコード&完全四度はアボイド

アボイド音とは、構成音がぶつかって不協和になる音

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アボイド音』とは『回避されるべき音』って意味で、Cキーのトニック(Ⅰ・Cメジャー/メジャーセブン)のコード上では、上画像のようにファ(F)がアボイドとされています。
理由は、コードの色合いを決定付ける3度(ここではCコードの構成音ミ)と、半音でぶつかって不協和になる、という見方が圧倒的です。

Cコード弾いてる上で、ファ(F)を弾くとどういう響きなの?

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では、実際にアボイドな音を聴いて確認してみます。オーディオデータの冒頭にはCコードと、CコードプラスFを弾いたもの・そのあとにバックトラックにあわせてフレーズです。画像のように、Cコード上でF音を思いっきりロングトーンで使ってみました。

あれ、そんなに悪くなくね???(管理人は不協和音程がかっこよく聴こえたりと、感覚がイカれてますのでご了承ください笑)
これは聴いてきた曲の経験による可能性もありますが、『避けられるべき』のわりには、そんなに悪くない印象があります。

アボイド音をうまく使って、変わった響きを出すテクニック

とはいえ、濃い音色(ディストーションGTなど)や、低い音域で3度などと密集など、適当に使うと汚い響きになることもあるのは事実です。ここでは、音楽理論書などによく書いてある事柄(アボイド音をちょっと使う)が、具体的にはどんなアプローチなのかを見てみます。

い音のように、コードトーンにアプローチ

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ちょっと短めsusコードから解決した』的な雰囲気をだせる手法。メロディーやソロフレーズなどにもよいかもしれません。

音域をかなり高い位置で鳴らす

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このサンプルで使ったパッチが、高音で鋭いシンセ音なので、やや耳には優しくないですが(愁)、『sus4上の17度(3度の2オクターブ上)がアボイドされない(コンテンポラリー・キーボーディスト181ページより)』っていうのと似ています。
冒頭のサンプル音源がそんなに違和感がなかったのは、そのように音域が離れていたからかもしれません。

16分・8分など短い音価で鳴らし、かつ登場頻度を増やす

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歌うのは大変ですが(笑)ソロの盛り上げや、イントロフレーズなどに。3度・4度混在の、サイバーで不思議な感じが味わえます。『4度→半音で3度→6度など大きめなインターバルで』というようにフレーズ組むと、ファミコンのシューティングゲームっぽくなります。

あとがき・まとめ

  • 通常は、メジャーコードの4thは、3rdとぶつかるのでアボイドとされている
  • 『い音のようにアプローチ』『かなり高い位置で鳴らす』『16分・8分など短い音価』のように、そこまで響きが気にならないケースもある

まとめるとこのようなところでしょうか。そのほか『音色や音量』などでも、気にならないケースがあるかもしれません。
みなさんもぜひ『アボイドだから』と物怖じせずに、積極的に新しい響きを楽しんでみてください。

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