【歌詞制作・タイトル】『B’z / 愛のままにわがままに~』みたいに、長いタイトルでもしっかり印象に残す曲構成・メロリズムのテクニック
| 更新: 2019/06/01 1673文字
今回は、昔はやった楽曲の、長いタイトルを歌詞にも入れて印象に残す方法を考えます。
絵はいらすとやさんからお借りしました。長いタイトルでも印象に残すことができれば、楽曲の世界観もタイトルの時点伝わりやすく(文字数多いからね)、さらにインパクトをあたえられるかもしれません。さっそくテクをみていきましょう。
目次
■お題楽曲のタイトルとかリズムをチェックしてみましょう。
■まずは公式youtubeで曲を聴いてみよう
昔、『タイトルが長すぎる曲』として流行った、ロックバンドB’zの 『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』です。上記はレーベルが公式で配信してるyoutubeです。スペシャルドラマのタイアップや、jpopのCDが大量に売れていたころ(1993年)という時代背景もあって、知ってる方も多いと思われます。
ちなみに、naverまとめに93年シングルランキングがありました。このころは、握手券なしでも100万枚クラスのセールスが多くあり、ランキングも多様性がありました。 https://matome.naver.jp/odai/2140350226289177201
■さび部分のリズムを解析

メロディは『ラソ#ファ#ミド#~』というようなフレーズを多めに繰り返してわかりやくしていますが、リズムとかも重要かもしれません。サビ冒頭部分は(一部不確かな部分があるけど)こんなリズムでした。このリズムで4小節というのがポイントです。
■『B’z / 愛のままにわがままに~』が、長いタイトルでもしっかり印象に残ったポイント
■1:売れる
まあ、そりゃそうですね(笑)しかし、特定層にだけ大量に売れても、多くの一般僧の印象に残っていないことがありますよ。
■2:サビのアクセントが強い位置(冒頭4小節)で、しっかりタイトル全部入れる
例えば、サビが16小節あるとして、4小節ずつ分けた場合、一般的にアクセントが強くなるのは『1~4』『9~12』のところです。セクションが長い場合は『冒頭と最後』が印象に残りやすいということもあります。
この楽曲では、『目立つサビ冒頭1~4』の4小節を使って、長いタイトルを全部乗せています。2小節だと早口になりすぎ、8とか16使うと逆に長すぎるので、ちょうど良いかと。これを3回でてくるサビ全部に入れていきます。
■イントロのリフも、サビメロディに近いものor同じにする
上で書いた、メロディ『ラソ#ファ#ミド#~』というフレーズを、イントロでもブラスセクションにして使っています。 事前にリズムとメロが頭に入ってくるので、サビ歌詞の覚えやすさがあがります。イントロorさびは30秒とか15秒で離脱する人もチェックする可能性が高いです。
■16分などで食ってカッコよくする


ペンタトニックスケールに近いフレーズの場合は、全部頭にアクセントになると盆踊りみたいになりますが、 たまに16分(BPMが速い場合は8分)などを使うことにより、そういった点を回避できます。
■あとがき
あとは、管理人もタイトル長い曲を思いついたら、実際に作ってみた事例をココにかいてみたいと思います(後ほど)。
『目立ちやすい小節・イントロのリフも一緒・16分などで食ってカッコよく』で、長いタイトル&そのフレーズが入った歌詞でもしっかり印象に残せそうです。2010年代は、さらにインパクトのあるパワーワードをいれるなどして、印象に残りやすい、または動画サイトとかで見てクリックしたくなるようなタイトル&歌詞を考えてみてください。

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