【作詞】歌詞が出てこないときの作成方法~主人公・登場人物のペルソナを設定し、そこから広げる
| 更新: 2021/12/03 1541文字
今回は歌詞作成・作詞を非常に苦手としている管理人が、(自作音楽コンテンツや注文に対応しなければならないので)そういう状況でも出せる方法を紹介します。
ちょっと難しそうですが、言葉の定義や(やりだして日が浅いので、ちょっと間違ってるかもしれませんが)管理人がやってみた事例も交えてみていきましょう。
目次
■ペルソナの意味や、管理人が設定した例
■ペルソナってどういう意味なの?
いろんなサイト・辞書を調査したものを簡単にですがまとめてみます。ラテン語由来で『人格、位格』という意味。英語の『personality』の語源とされています。もともとは『俳優がかぶる仮面』『俳優が演ずる役割、役柄、登場人物』でした。
現在では心理学のほかマーケティング分野でも使われ、『企業が提供する製品・サービスの、象徴的なターゲットユーザーのモデル』という意味でつかわれます。この手法を、『楽曲の主人公・登場人物』に使用してみます。
■管理人が、歌詞・楽曲作成用に作った、主人公ペルソナ

このようにエクセルなどのファイルにページわけして(タブで出せるから)、『主人公&主要登場人物ペルソナ・どのようなお話か・それを表現するための曲リスト・バックグラウンド』をまとめました。テーマは『閉塞感とかいろいろなものに抗う人々』とか、そんな感じ。または、最初テーマ未設定でも『○○みたいな主人公をいろいろ考えているうちに、全体テーマが見えてくる』という場合もあるかもしれません。
ちょっと画像が小さくて見にくいのですが、主人公(男性・ヒーロー)の欄に 『90年生まれ・2055年で65歳(老年期編)・弁当製造会社勤務・休みの日はV系バンド・ 人員が足りないときは営業にまわされた・人当たり良し・断れない・楽器苦手IT得意・バンドで食えるか不安(不穏な雰囲気)・実家住みなので安月給でも少し貯金できる・人生に決め手がほしい』 などとまとめていきました。
慣れてきたら、(複数の楽曲を継続的に発信する場合は)項目を整理しておくと、テンプレートとして使えます。
■楽曲登場人物ペルソナ作成でつくってみた歌詞やメリット
■楽曲登場人物ペルソナを元に歌詞をつくった例

まだ途中・試作段階ですが、このような感じに。ペルソナから『人生に行き詰ってる』感じがでてきたから、それをどうにかしようという内容が想定されました。また、弁当工場・バンドなどというキーワードで、ヴァース(aメロ)にシチュエーションを入れたりもできます。そのメンバーがカルト教団にハマって雲行きが怪しいなどの展開も。
■メリットはまとめるとどんな感じ?
『ペルソナを作っているうちに、キーワード・テーマ・キャラの考え方・シチュエーションなどがどんどん蓄積され、使える言葉が増える』、 『実際のリスナーと状況が近いと、共感がしやすい(うまく作ればですが)』というのがあると思います。
また、jpopによくある恋愛題材ものにする場合は、『主人公に対してのヒロイン(女性主人公の場合は、相手は男性形でヒーロー)・またはライバルキャラも細かく設定』したり、『価値観やライフスタイル、好みなどが細かく設定されてると、喧嘩したりくっ付いたりの状況をリアルにしやすい』などというのもあるかもしれません。今後も研究して事例を増やしていきたいところです。
これは必ずどんな状況でも正しい方法ではありませんが、歌詞・楽曲アイデアが出ないときの助けになるかもしれません。

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