童謡曲をジャズっぽくする~ポイントは『スイングノリ・和音・伴奏リズム』

      2021/06/23   1694文字

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今回は、ジャンル別アレンジ。先月発注いただいたお仕事で『ジャズ系の楽曲を採譜してリードシートにする』というのをやってて、『曲をジャズっぽくするにはどうするか』を考えたので、お伝えいたします。落ち着いたor軽やかなサウンドがほしい時には重宝するジャズっぽさ。それを簡単にですが解き明かします。

今回のお題楽曲と和音進行について

お題は、著作権がパブリックドメインな(作曲者死後かなりの時間がたち、保護期間終了)、ジャパンの代表曲ともいえる童謡『ももたろうの歌』を使用します。

というのは建前で、ただ単に前作ったももたろうEDMのprotoolsセッションデータが残ってたからです

和音進行は管理人のリハーモナイズにより
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となっています。これを、ジャジーに調理していきましょうか。

童謡・桃太郎の曲をジャジーにするアレンジ手法

とりあえず、なかなかムチャなコラム企画となりましたが、以下の要素を取り入れて、ももたろうの歌をジャズ化します。

ジャズっぽくする第一の要素は、ちょっとスイングな全体のノリ

このサンプルのように、bpmが超速いときは、がっつり3連でハネてもノれます。BPMが遅くなってくると、ジャストと3連の間の微妙なノリ追求がいきてきます。ドラムキットは、ブラシなどで軽めのものが良いでしょう。また、トランジェント系を弄れる場合は、ガッツリアタックを上げない(むしろ削る)、というのもポイントです。

要素その二は、さらに伴奏リズムを工夫

ジャズピアノ・コンピングのように、伴奏の音符を短く切ったり、裏拍で入れたりしました。『ジャズ・コンピング』については、当サイト内の別記事でも記載しておりますので、こちらもご確認ください(ただし簡単に書いてます、本格的にやる場合は専門書などもチェック。)。

要素その三は和音、テンションコードやキーを飛ばすようなリハーモナイズ

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後半が増4度のキー(Dメジャーに対してA♭・E♭がドミナント)から入ってツーファイブ・ドミナント半音下降とか、理論ガン無視でめちゃくちゃなんですけど(笑)、これをうまくやれば、バップ時代の曲になりそうです。F#7とかは、キー内和音に対するドミナントコードみたいなイメージ。そこそこジャジーになったと思います。

あとがき・まとめ

  • 軽めドラムキット&スイング調のリズムを取り入れる
  • 伴奏は裏箔や短く切るなど、ジャズピアノ・コンピング風に
  • 和音進行はテンションコードやキーを飛ばすようなリハーモナイズ

まとめると、このような感じでしょうか。jazzyな曲はBPMが速くても落ち着いて聴こえるので、需要は高いかもしれません。みなさんもぜひ作ってみましょう。ちょっと小難しいことをしていても、メロディーがキャッチーであれば、配信や動画サイト・snsなどでも、話題になる可能性は高いです。

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